6-3 企業・先輩からのメッセージ
プログラミング初心者も安心して学べるAIの学科で
最先端の技術と問題解決能力を身につけて大手企業に就職できました。
ケシ カトリ リザンさん KC KHATRI RIJAN
ネパール出身 25歳 日総工産株式会社 勤務
AIデザイン学科
2022年卒業
埼玉県の日本語学校で日本語能力試験のN2を取得して、進学する専門学校を探しました。プログラミングの経験がほとんどありませんでしたが、早稲田文理専門学校に新設されたAIデザイン学科のAI最先端教育に惹かれました。入学説明会で「経験がなくても大丈夫」だと聞いて、安心して入学を決めました。
AIデザイン学科は、Pythonなどのプログラミングを基礎から学ぶ実習授業と、課題解決型学習(PBL)の2本の柱で構成されています。課題解決型学習は、例えば環境や食品ロスなどの社会問題への問題意識を持って調査や研究を行い、AIを使ったビジネスデザインを提案する。その技術と思考力を養う学習です。
就職活動では、人材育成を大事にする会社で働きたいと思いましたが、先生も私の希望にあった会社を一緒に探してくれました。就活サポートは、日本企業に明るくない留学生にとって本当に心強いものです。先生が勧めてくれた1部上場企業(現在はプライム市場)に挑戦して、6倍以上の倍率を突破して入社することができました。また、就職試験ではオンライン面接など初めて経験することばかりなので、先生の具体的できめ細かい指導がなければ合格できなかったと思います。ITやAI分野には、プログラム作成とともに提案力など必要な時代だと思っています。将来はAIデザイン学科で培った思考力で、AIの可能性を広げられる人材になりたいと考えています。
4年間、経営者を目指してしっかり勉強できました。
日本でネパール料理のレストランを開くことが夢です。
ニランジャン カナルさん NIRANJAN KHANAL
ネパール出身 30歳 芝パークホテル 勤務
ビジネスカレッジビジネス起業経営学科
2019年卒業
ネパールにいるときから将来は起業したいと思っていました。日本は、アジアの中で進んだ技術と文化を持っています。ネパールのホテルで日本人客から日本での接客法を聞き、そうした技術や文化についても知りたいと考え、日本で学ぶことを決めました。
物価などが高い東京よりも地方都市の方が留学費用を抑えられるため、最初は長崎の日本語学校に入学しました。その日本語学校で、早稲田文理専門学校の説明会があり、私が勉強したい起業や経営に関する学科があることを知りました。
入学を希望すると、その日のうちに筆記試験と面接を受けて合格。私が入学したビジネス起業経営学科は、4年制で簿記やマーケティング、英語など幅広い分野について学ぶことができます。勉学はもちろん生活面でも、先生や職員から丁寧な指導や支援を得ることができました。特に私が力を入れて勉強したのは、ホテルビジネスの授業。ホテルビジネス実務検定に合格し、現在の仕事にも役立っています。この学科を卒業すると高度専門士の称号を与えられるので、就職でも有利になったに違いありません。
芝パークホテル入社後は、1年間の研修期間で宿泊部門と料飲部門を半年ずつ経験し、現在は本配属先のフロントで働いています。主な業務内容は、チェックイン・アウトやお客様へのご案内です。欧米からのお客様が多く、業務はほとんど英語で行います。お客様のさまざまなご要望に対してなるべく「できません」と言わないように対応することを心掛けています。今後も働きながら資金を蓄え、いずれは日本でネパールの伝統料理のレストランを開業したいと思っています。
仕事を通じて日本のおもてなしの心を学びたい。
将来はネパールでホテルを経営するのが夢です。
バンダリ ニロズさん BHANDARI NIROJ
ネパール出身 29歳 カンデオホテルズ東京六本木 勤務
グローバルビジネス科日中越英通訳・ガイド学科
2018年卒業
最初に日本に行ってみたいと思ったのは、訪日経験がある友人から、日本のサービス業は素晴らしいと聞いたからです。お客様を大切にする日本人のおもてなしの心に、強く引かれました。また、日本には自動車や家電メーカーなど世界的に有名な大企業がたくさんあります。
私は、経営にも関心があるので、それらの大企業をぜひ近くで見てみたいと思い、大学卒業後に日本に行くことを決めました。来日後は、まず2年間、日本語学校でしっかりと日本語の勉強をしました。サービス業関連の専門学校に進学しようと考え、日本語学校の先生に相談したところ、手厚い就職支援を受けられると薦められたのが早稲田文理専門学校でした。
早稲田文理専門学校では、ビジネスマナーから通訳や観光、貿易まで幅広い分野について学ぶことができました。在学中にホテルビジネスに加えて添乗員の資格なども取得。2年生のGWにはインターンシップとして、実際にリゾートホテルで働く機会もあり、良い経験になりました。
現在の会社に入社後は、フロント業務を担当しています。お客様の8割は外国人のため、接客は英語で行うことが多いです。チェックイン・アウトの手続きはもちろん、お客様のためのレストランの予約や、目的地までの交通案内などコンシェルジュの業務も行っています。入社後にネパールから妻と子供を呼んで、現在は家族で暮らしています。休みの日も家族サービスなどで忙しいですが、とても充実しています。今後は、フロント以外にもホテルの様々な業務を経験したいですね。将来はネパールに帰ってホテルを経営したいと思っています。
世の中を便利にするのに役立つやりがいある仕事。
もっと勉強してさらなるスキルアップを目指したいです。
ヤダナ ピョーさん YADANA PHYO
ミャンマー出身 24歳 国際ソフトウェア株式会社勤務
情報処理学科
2015年卒業
最近はミャンマーでもパソコンが普及してきましたが、子どものころはまだパソコンを持っている家が少ない時代。そんな中、父がパソコンを買ってくれたおかげで、機械やコンピュータに興味を持つようになりました。
日本に行ってみたいと思うようになったのは、日本好きの友達の影響です。日本でコンピュータの勉強がしたいと思い、高校卒業後は大学で機械や情報の勉強をしながら日本語学校に通学し、留学の準備をしました。東京IT会計専門学校へ進学したのは、日本の学生が多く通っている学校の方が日本語の勉強にもなるし、勉強も一生懸命するだろうと思ったからです。
専門学校卒業後はミャンマーへ帰るつもりでしたが、2年間で日本のことがもっと好きになり、昨年日本の企業に就職しました。幸い会社にはミャンマー出身の先輩が働いていて、いろいろと相談に乗ってもらうことができたので心強く、今も頼りにしています。
現在の仕事は、まだ日本に入ってきていないアプリの検証や調査、負荷テストなど。IT関係の仕事は覚えることも多く、日々進化している分野なので勉強をし続けなければなりませんが、私たちの仕事が世の中を便利にするのに役立っていると思うとやりがいを感じます。まだ一年目ですが、社内ではどんどん新しい仕事にもチャレンジさせてもらっています。これからもっと勉強して成長し、わからない人には教えてあげられるようなリーダーになっていきたいです。そして、秋には応用情報技術者試験合格を目指したいと思います。