6-2 働き始めてから
雇用契約・就業規則・社内ルール
雇用契約は会社と本人の間の取り決めですが、その会社と、会社で働く従業員全体とのルールを定めた就業規則が別にあります(従業員が10名以上の場合)。雇用契約書と就業規則の内容が違う場合、就業規則の内容が優先されます。雇用契約や就業規則には書かれていない、会社や事業所、課で独自のルールが存在する場合もあります。
転職・退職
転職や退職で会社を辞める場合は、就業規則などに従って退職を申し出るか、退職届を提出します。退職してから14日以内に入管へ「契約期間に関する届出」をする必要があります。退職してから転職先を探すこともできますが、そのまま3ヶ月を過ぎると在留資格に該当する活動をしていないことになり、在留資格取り消しの対象になります。
日本での転職は有利?不利?
日本では「一括採用」「終身雇用」が当たり前だった時代が長く、転職に関して良い印象を持っていない傾向が残っています。転職がキャリアアップに繋がらない場合もあります。ただし、最近では経験を重視して、中途採用に力を入れる企業も増えています。
外国人が就労に関するビザを持って転職する場合、ビザの内容によって転職後の手続き違いますので気をつけてください。
失業保険
入社してから雇用保険を12ヶ月収めていれば、退職後に失業手当を受け取ることが可能です。失業手当は働いていた期間に応じて変わります。
お役立ちサイト
◆外国人対象の労働相談窓口◆
- ●外国人労働者相談コーナー(東京労働局)【英語、中国語、ベトナム語ほか】
- ●労働条件相談ほっとライン(厚生労働省)各言語対応の電話相談
- ●外国人法律相談(東京弁護士会)【英語、中国語、ベトナム語、スペイン語】※有料