スペシャリストになろう

経理・会計・経営icon経理・会計・経営

お金の流れを熟知し、適正なビジネス活動を支える

合格のその先を見据えて勉強することが大切です。今は若さを活かして先輩方から多くのことを学んでいます。

佐々木 尚子 さん
公認会計士

佐々木 尚子さん SASAKI NAOKO

東京ITプログラミング&会計専門学校 会計士コース 2014年卒業

■東京都立日比谷高等学校出身

専門学校在学中の2013年に公認会計士試験に合格し、卒業後、あらた監査法人に勤務。

取得資格:
公認会計士

現在、あらた監査法人で、製造分野の企業を担当する監査チームに所属して、企業の監査業務を行っています。

公認会計士を目指すきっかけは、社会に出て活躍できる資格は何かと考え、社会的地位や合格できるまでの期間が短くて済むのではないかと思ったからです。実際、私は22歳で合格できて、職場でも若さをアピールできる存在でいます。

会計士になってよかったと思うことは、周りの人に恵まれているなと感じるところです。忍耐力や志などを強く持った方々とご一緒できる機会が多く、皆さん尊敬できる存在です。また監査をしていて、間違いを見つけたりすると、やっぱり必要な仕事なんだなあと実感することがあります。

今の仕事で大変なことは、理論ではわかっていても実務に合わせていくことが難しいことです。そんな時は、先輩にアドバイスをいただいたり、自分で情報収集して解決していきます。理論と実務がつながった時は、仕事の面白さを感じることができます。

これから、公認会計士を目指す方へのアドバイスは、試験だけで目いっぱいにならない方がいいと思います。試験に合格することは一番大切なことですが、合格すれば合格した人たちと一直線になります。その中で、自分の存在価値を見出すこと、自分を活かしていけることなど、合格した先のことを見据えて勉強していった方がいいと思います。私の場合は、短期合格を目指して、周りのみなさんよりも若くして合格できたことで、先輩方からいろいろと優しく教えていただくことが自分の成長につながっています。


学科COURSE
専門学校で学ぶなら…

学科 内容
会計士科/税理士科 会計学・経営学・経済学・商法・民法・税法・簿記・財務会計論・企業会計論・監査論など、資格取得のための受験対策カリキュラムを学習。公認会計士や税理士の早期合格を目指す。
簿記学科 簿記会計・財務会計・コンピュータ会計・電卓・計算実務など、企業の経理分野の専門家となるための知識を習得する。
経営ビジネス科 簿記会計・販売戦略・情報経理・コンピュータ・ビジネスマナーなどのスキルを身に付ける。店舗経営や企業のノウハウを学べるところもある。

仕事JOB
たとえばこんな仕事が…

職種 内容
税理士 会社や経営者・個人の依頼により、所得税・法人税・消費税などの税務書類を作成し、税務署への申告・申請を行ったり、税務相談にも応じる。
公認会計士 企業から依頼され、決算の際、経理担当部門が作成した会計記録が適正であるかどうかを監査する。
経営・企画スタッフ 事業経営に関わったり、販売商品の開発などを行ったりする。マーケティングなどのデータをもとに、新事業の立ち上げや業務の改革なども行う。
経理スタッフ 企業の収支に関わる事務全般を担当。経営活動の状況を売上や利益などによって数字を正しく管理する。
経営コンサルタント 顧客からの依頼を受け、営業強化・生産効率の改善ほか、経営に関する専門的な指導・支援を行う。

資格LICENSE
役立つ資格や検定…

資格 内容
税理士

国E

11科目中5科目の試験に合格すれば、税理士の資格が得られる。年数をかけて1科目ずつクリアすることも可能。
公認会計士

国E

試験は短答式、論文式の2段階。合格した後、2年以上の実務経験(業務補助と実務従事)修了考査を受験して資格が与えられる。
中小企業診断士

国E

経営コンサルタントとして唯一の国家資格。有資格者の評価は高く、就職した場合も社内でのキャリアアップが望める。
簿記検定

国E

複数の団体により実施されており、内容、レベルなどはそれぞれ。日商簿記検定は1級~4級。経営専門職を目指すなら2級以上は取得しておきたい。

資格の欄の見方

  • 国 国家資格(国が法律に基づいて省庁の名前で与える資格)
  • 無印 業界団体などが独自の基準により実施する資格試験や検定試験
  • A 指定の専門学校を卒業すると同時に取得
  • B 指定の専門学校を卒業すると同時に受験資格を取得
  • C 専門学校を卒業、一定の実務経験を経て取得
  • D 指定の専門学校を卒業後、一定の実務経験を経て受験資格を取得
  • E 専門学校で資格試験のための教育を受ける