資格取得への道

公認会計士 石井 幸佑 さん
司法書士 中野 良太 さん
旅行業務取扱管理者 松田 尚子さん
一級建築士 串田 優子さん

旅行業務取扱管理者 松田 尚子さん

松田 尚子さん
旅行業務取扱管理者

目的がはっきりしているから自分でも驚くほど勉強に打ち込めました

旅行会社の支店や営業所の責任者として旅行業務を取り扱うのに必要な国家資格。国内旅行のみを取り扱える「国内旅行業務取扱管理者」と、海外旅行も取り扱い可能な「総合旅行業務取扱管理者」の2種類がある。平成25年度=合格率は国内旅行業務取扱管理者が30.9%、総合旅行業務取扱管理者が25.7%。

高校3年生になって進路を決める時、最初は就職するつもりでした。でも、旅行関係の仕事をするなら資格があった方がいいと聞いて、専門学校に入学したんです。高校までの勉強ははっきりした目的がありませんでしたが、今回は仕事のために必要な資格だと思っていたので、自分でも驚くほど勉強に打ち込めました。これまでの人生で一番勉強したと思います。試験勉強は暗記が中心。でも本当は暗記が一番苦手なんです。だから、友達とクイズのように問題を出し合ったりして、ゲーム感覚で楽しみながら覚えるようにしました。

また、教科書ばかりやっていると眠くなってしまいますが、そういう時には旅行会社のパンフレットを見るようにしました。写真や地図がたくさん載っていて気分転換にもなるし、ちゃんと勉強にもなるので一石二鳥。新しいものを見かけるたびにもらってきていたので、段ボール箱がいっぱいになっていました。

毎週やっている旅行番組も欠かさずチェック。何気なく見ていても意味がないので、地図と教科書を広げ、出てきた地名や名称を確認しながら見るんです。本に書いてあることをただ暗記するよりも印象に残りやすく、楽に覚えられました。

あとは、学校から過去問題や模擬問題をたくさんもらったので、同じプリントを覚えるまで何度も繰り返しました。解けなかった問題はひたすら書くんですが、その時にカラーペンを使って大きな字で書くと覚えやすいと聞いていたので、実行していました。

困ったのが英語。高校生の時にもっとやっていればよかったと、本当に後悔しました。

とにかく大切なのは、学校の授業をしっかりとやっておくこと。先生が言ったことさえしっかりやっておけば大丈夫です。分からない点があればすぐに質問しに行くこと。私の場合も、授業以外で個人的に聞きに行ったことは、特にしっかり覚えられました。

コレが必勝ポイント

  • パンフレットやテレビを利用して楽しく覚える工夫を!
  • 暗記はカラーペンを使って大きく書くと覚えやすい。
  • 英語は高校時代からしっかりやっておくこと。