グエン クアン ニャット タンさん
NGUYEN QUANG NHAT TAN
ベトナム出身 22歳 / 株式会社エイエイエス 勤務
子どもの頃、スタジオジブリのアニメがベトナムでも放送されていて、それが日本との出会いでした。そして高校の授業でコンピューターのプログラムを学びましたが、趣味と言っていいほど夢中になりました。大学に進学し、ある時日本文化の催しがあって、そこで初めてタコ焼きを食べ、その味が忘れられなかったのと、日本の文化への興味と、そして両親の勧めもあって日本への留学を決意しました。
日本では、まず埼玉県の日本語学校で1年半勉強しました。その後、進学相談会で、就職率が高い早稲田文理専門学校を知り、アプリ・Web制作学科に入学しました。私のクラスは全員留学生で、Webやアプリの基礎やJavaのプログラミングなどを勉強しました。「日本で働きたいならプログラムは日本語で理解しなさい」という先生の教えは今でも守っています。在学中にN1に合格。卒業制作では、日本円・アメリカドル・ベトナムドンを瞬時に通貨換算するスマホアプリを発表しました。
インターシップを2社経験した後、就職活動では自分でネット検索したり、学校の企業説明会も利用しました。「プログラミング好き」が評価されて、第一志望の会社に就職することができました。資格取得のサポートなど、福利厚生も充実しています。
現在はプログラマーとして、コストや売上げを管理する企業用アプリ制作を担当しています。仕事をするなかで言葉の壁が全くないわけではありませんが、前向きに取り組んで行きたいと思っています。プログラムのスキルだけでなく社会人としても成長したいので、社会人心得や自己啓発書も読んでいます。今は帰国を考えていません。初めて自分の名刺をつくってもらった感動を忘れずに頑張って、将来はベトナムに支社をつくり、責任者として里帰りしたいという夢があります。