INTERVIEW
世界のここにしかないワザとカルチャーを学ぶ

「プログラミング好き」が評価されて入社できました。
将来はベトナム支社をつくって里帰りするのが夢です。

グエン クアン ニャット タン

グエン クアン ニャット タンさん
NGUYEN QUANG NHAT TAN


ベトナム出身 22歳 / 株式会社エイエイエス 勤務

早稲田文理専門学校
アプリ・Web制作学科
2021年卒業
子どものときに夢中になったジブリ作品がきっかけで日本に興味を持ち、日本のIT業界で働きたいと思い来日する。日本語学校を経て早稲田文理専門学校に入学して、プログラミングを学び、卒業制作で通貨換算アプリを発表する。現在はソフトウエアを開発する会社で、プログラマーとして企業用アプリ制作を担当している。

子どもの頃、スタジオジブリのアニメがベトナムでも放送されていて、それが日本との出会いでした。そして高校の授業でコンピューターのプログラムを学びましたが、趣味と言っていいほど夢中になりました。大学に進学し、ある時日本文化の催しがあって、そこで初めてタコ焼きを食べ、その味が忘れられなかったのと、日本の文化への興味と、そして両親の勧めもあって日本への留学を決意しました。

日本では、まず埼玉県の日本語学校で1年半勉強しました。その後、進学相談会で、就職率が高い早稲田文理専門学校を知り、アプリ・Web制作学科に入学しました。私のクラスは全員留学生で、Webやアプリの基礎やJavaのプログラミングなどを勉強しました。「日本で働きたいならプログラムは日本語で理解しなさい」という先生の教えは今でも守っています。在学中にN1に合格。卒業制作では、日本円・アメリカドル・ベトナムドンを瞬時に通貨換算するスマホアプリを発表しました。

インターシップを2社経験した後、就職活動では自分でネット検索したり、学校の企業説明会も利用しました。「プログラミング好き」が評価されて、第一志望の会社に就職することができました。資格取得のサポートなど、福利厚生も充実しています。

現在はプログラマーとして、コストや売上げを管理する企業用アプリ制作を担当しています。仕事をするなかで言葉の壁が全くないわけではありませんが、前向きに取り組んで行きたいと思っています。プログラムのスキルだけでなく社会人としても成長したいので、社会人心得や自己啓発書も読んでいます。今は帰国を考えていません。初めて自分の名刺をつくってもらった感動を忘れずに頑張って、将来はベトナムに支社をつくり、責任者として里帰りしたいという夢があります。